死神執事と、トラブルメーカーな私の話

「ーーあのさ、あんた今の自分の状況わかってる?」


「別に危険なことはないわよ。最近は平和だわ」


念のため聞いてみると、的はずれな答えが返ってきた。

溜息をついて哨の足元を指差す。

「足。怪我してんだろ。
昨日の今日でなんで学校行くんだよ。休め」


「足ぐらいで何言ってるのよ。こんなんで休んだら負けよ」


「何と勝負してんだよ。アホか。休め」


「いやよ」



恒例の言い合いが始まる。