死神執事と、トラブルメーカーな私の話

「ほら、起きろ。持ってきてやったぜ、餌」


数分後部屋に再び帰ってきたハロスが、完全に上から目線で言ってきた。


「・・・・・・食べないわよ」


「怪我人が何言ってんだよ。食べろよ」


「餌なんて言われて誰が食べるのよ」


「あんただよ」


「・・・・・・お休みなさい」


イラついて二度寝に入ろうとした哨の布団を引っ張り、ハロスは無理矢理主を起こした。