死神執事と、トラブルメーカーな私の話

いつもの低い素っ気ない声。


「・・・さっき起きたのよ。
ずっとそこにいたの?」


「まあな。他にすることもなかったし」


「・・・・・・そう」


ーーーだからといってずっと座っているのは辛いでしょうに。


言おうと思ったが、本を閉じて棚に置いたハロスを見て、なんとなく口を閉じた。


「朝食持ってくるから、少し待ってろ」


「・・・・・・えぇ」


頷いた哨を見て、ハロスは廊下に出た。