死神執事と、トラブルメーカーな私の話

視線から逃れようと、布団を目元まで引っ張り上げる。


視線は感じるがさっきよりはましだ。


オレンジ色の光の中、忘れかけていた痛みが蘇る。



足は痛い。

痛いけど幾分か和らいだ気がする。


ハロスとの会話のおかげだろうか。



ーーーいつもは、冷たいのに。



暖かい布団の中、哨はゆっくりと目をつむった。