死神執事と、トラブルメーカーな私の話

ハロスは何も言わず、閉じた本を棚に置き椅子に座り直した。

腕を組んでじっと哨を見つめる。


「・・・・・・何?」


「寝ないのか?」


流石にいたたまれなくなって聞くと、逆に質問された。


「寝るけど・・・」


「じゃあ早く寝ろ。ここにいてやるから」


言葉は素っ気無いが、いつもより優しい。

けれどこんなに真正面からガン見されて寝れるはずがない。