死神執事と、トラブルメーカーな私の話

「っ・・・・・・」


痛い。

ジクジクと鈍い痛みが足の裏を覆う。

歩くたびに喉から出そうになる呻き声を必死に押しとどめる。


いつだって、こうやって、一人で我慢しなくてはいけない。


それがどうしようもなくみじめだということに、気づかないふりをして。


必死に、取り繕って。



一人で歩いていかなくてはいけないのだ。