死神執事と、トラブルメーカーな私の話

目の前に道があった。


白い大きな道。

そしてその上に、太陽に反射してキラキラと何かが光っている。

目を凝らして見ると、それが画鋲だとわかった。


「こっちへ来なさい、哨」


道の向こうに人影が見える。

声であの人だとわかった。


「・・・・・・はい」



哨は返事をして、画鋲だらけの道に足を踏み出した。