死神執事と、トラブルメーカーな私の話

「・・・・・・・・・」


しばらくその顔を見つめる。


手を伸ばし、頰に触れようとしてーーーーしかしその動きを止めた。


少し躊躇した後、静かにベッドから降りる。

布団をかけようと思ったが、ちょうど哨の下にあるのでかけれない。


「・・・・・・仕方ねえな」

声に出してつぶやき、ハロスの自室から布団を持ってきて哨の体にかける。


そしていつも通り枕元の電気を最弱にして、部屋の電気を消した。