死神執事と、トラブルメーカーな私の話

静かになった部屋の中、ハロスはふと目を瞑った。


闇と化した視界の中、腕の中で鳴る哨の心臓の音が聞こえる。


心臓の鼓動が、肌に伝わる。




それは規則的で、機械的で、でも人が生きているという唯一無二の証で。


(ーーーー・・・・・・)



腕に力がこもるのを感じた。