死神執事と、トラブルメーカーな私の話

細い指はシーツを強く握りしめ、小さく揺れている。

「ごめん・・・・、なさい・・・・っ」

震えるような吐息は乱れ始め、忙しなく呼吸が続く。


どうみても異常な光景だ。



いつも気丈に振舞っている哨が、ベッドの上で震えている。


初めての出来事に、ハロスも戸惑いを隠せずにいた。

「おい・・・・・・、哨」