死神執事と、トラブルメーカーな私の話


それなのに、さっきの哨の言動は、今までとはまるで真逆だ。




ーーーーーーありえない



「おかしいよな、普段のあんたからじゃ考えられない台詞だ」

「・・・・・・・・・」

哨の視線が頼り無げに揺れる。

細い指が白いシーツを握る。



それが始まりだった。