死神執事と、トラブルメーカーな私の話

静かな声に、哨はびくりと肩を震わせた。


「・・・昨日は、執事と少し話していて・・・、気付いたら、寝てしまっていて、・・・」


綾がゆっくりとこちらを見る。


「いらっしゃい」


透明な声。


哨は薄く口を開き、小さく息を吸って唇をかんだ。

柔らかな絨毯の上を歩き、綾の椅子の横に立つ。


「ごめんなさーー」


言いかけた謝罪の言葉は、直後に感じた左腰の衝撃で途絶えた。