死神執事と、トラブルメーカーな私の話

重い扉を閉め、哨は息を吐いた。


ーーなんで、あんなことーー


歩きながら、さっきのことが頭を回る。


自分の手を掴んだハロスの固い指。

それを払った後の左手の鈍い痛み。


胸の中で黒い罪悪感がうごめくのを感じる。

まだ痛みを感じる手を握りしめ、哨は廊下を歩き、階段を降りる。


それから一つの扉の前で立ち止まり、大きく息を吸った。