「変な起こし方しないでくれる?」

朝食をとりながら、私はハロスに言った。

「普通の起こし方がよくわからないもので」

テーブルの横に立っているハロスは涼しげな顔で答える。

「少なくともあの起こし方はないでしょ」

「そうですか?じゃあどうすればよかったと?」

「ベッドに乗り上げることはしないで。それを守ってくれればいいわ」

「・・・・・・了解」

かすかに笑って言うハロスを見て、私は明日の朝に不安を抱いたのだった。