雪の日 ~すれ違う心~

雛子がいなくなって寂しい気持ちは、もちろんある。


だけど、彼女を思う気持ちはそれとはまた別だ。


雛子は好きだ。


でも、それはもう昇華されている思い。


悲しいけれど、過去の思い出にできるくらいにまでなった。


彼女が好きだ。


最初はつらいときに優しくしてくれて、そばにいてくれたからそう思うのかと思った。


なんて最低な男なんだと、自分を軽蔑した。


だけど、彼女がそばにいないといやなんだ。