「優衣ごめん、気にしないでいいよ。 帰ろ?」 隼がそう言って私の手を取る。 「ちょっと隼!」 すかさず白木さんが叫ぶ。 「楓、やめたげて」 そしてそれを止める駿くん。 ああ……なんだか3人の立ち位置が見えてきたぞ。 白木さんが一人で暴走して駿くんと隼が止めるってかんじか…… 「………あはは」 もう、苦笑いしかできない。