【完】蜂蜜色のヒーロー。



スマホをしまった御津くんは、その黒い瞳で私を見据えた。



黒くて少しだけ鋭い目つき。


やや高めの鼻と薄い唇。


着崩した制服からわかる、すらりと高くて細い体つき。



改めて思うのは、芸能人にいそうな外見をしているということ。


そんな御津くんに見つめられたら、たとえその気がなくても、ドキドキしてしまう。



「……わ、私の名前、知っててくれたんだね」