「あのねっ!「安田〜〜ちょっといい?」

もう誰っ!?


私は勢いよく後ろを振り返った




「佐藤が話しあるって!」


隣のクラスの男子達がニヤニヤしながらこっちを見て言ってくる


佐藤くんは、やめろよ!と言いながら顔を赤くして少し怒っているのが分かった




「今はちょっと!「行ってやれば?」

え?


また私は振り返ると、笑顔でたっちゃんがそう言った

誰がどう考えても告白って分かる



私だって鈍感じゃないから分かるよ

今までだって何度かこうゆうことはあった



でも、そういう場面が苦手で出来たら避けたかった

それは先輩のことが好きだったってのもあるし、本当に好きな人じゃないと付き合いたくなかったから



そして気持ちに応えれない罪悪感に駆られたくなくて、逃げていた