「ワカまじで人気」
良基が羨ましそうな目をする。
「きっと良基もそのうち…」
「モテてみてーなー」
「ははっ。でもなんか嫌だなぁ…」
あたしは複雑な心境でサインとか写真対応に追われるワカを見つめる。
「え?俺がモテるのが?俺のことが好きなの?」
なんて勘違いしてる男を放って歩き出す。
「待てよー。冗談だってー。ワカだろ!」
あたしの隣に並んで確信をついてくる。
「バカだよね。付き合いたいわけでもないのにさ」
「瑛梨奈にとってワカってなに?」
「なんだろう…傍にいて当たり前な存在?」
「でも好きなわけじゃないんだもんな」
良基がうーんと考える。
「まぁ、塁さんも一緒か」
「塁くん?」
「瑛梨奈のこと気にしてるけど、付き合いはしないじゃん」
「…そうだね」
あれから。
付き合えないと言われたてからも、塁くんとは変わらずベランダで話すのは変わらなかった。
良基が羨ましそうな目をする。
「きっと良基もそのうち…」
「モテてみてーなー」
「ははっ。でもなんか嫌だなぁ…」
あたしは複雑な心境でサインとか写真対応に追われるワカを見つめる。
「え?俺がモテるのが?俺のことが好きなの?」
なんて勘違いしてる男を放って歩き出す。
「待てよー。冗談だってー。ワカだろ!」
あたしの隣に並んで確信をついてくる。
「バカだよね。付き合いたいわけでもないのにさ」
「瑛梨奈にとってワカってなに?」
「なんだろう…傍にいて当たり前な存在?」
「でも好きなわけじゃないんだもんな」
良基がうーんと考える。
「まぁ、塁さんも一緒か」
「塁くん?」
「瑛梨奈のこと気にしてるけど、付き合いはしないじゃん」
「…そうだね」
あれから。
付き合えないと言われたてからも、塁くんとは変わらずベランダで話すのは変わらなかった。



