「大丈夫だよ」
あたしは星那から視線を逸らす。
「瑛梨奈ちゃん、行こうっ」
塁くんがあたしの腕を掴んで走り出す。
「え!?塁くん!?」
「なんかあのままにしておいたらヤバイ気がして!」
「ヤバイ?ていうかそれよりも練習!」
「俺、今日の個人メニュー終わったもん!」
走りながら大声で話していくあたしたち。
「でもまだマネージャーの仕事だって」
「花火!」
「え?」
「買うの皐月さんに頼まれたし、いこう?」
「あ、うん…」
歩きはじめたけど腕に触れていた塁くんの手はいつの間にかあたしの手を握っていて。
心臓の高なりが半端ない。
「花火の後に抜け出すはずが前に抜け出すことになっちゃったね」
あたしの手を握っている反対の手で自分の頭をガシガシとかく。
「塁、くん?」
「なにやってんだろ。俺…」
はぁっとため息をつく。
あたしは星那から視線を逸らす。
「瑛梨奈ちゃん、行こうっ」
塁くんがあたしの腕を掴んで走り出す。
「え!?塁くん!?」
「なんかあのままにしておいたらヤバイ気がして!」
「ヤバイ?ていうかそれよりも練習!」
「俺、今日の個人メニュー終わったもん!」
走りながら大声で話していくあたしたち。
「でもまだマネージャーの仕事だって」
「花火!」
「え?」
「買うの皐月さんに頼まれたし、いこう?」
「あ、うん…」
歩きはじめたけど腕に触れていた塁くんの手はいつの間にかあたしの手を握っていて。
心臓の高なりが半端ない。
「花火の後に抜け出すはずが前に抜け出すことになっちゃったね」
あたしの手を握っている反対の手で自分の頭をガシガシとかく。
「塁、くん?」
「なにやってんだろ。俺…」
はぁっとため息をつく。



