空と君とダイヤモンドと

「いいの?これ」


「なにが?」


「このツイート出回ってんだよ?」



椎名の言葉に俺の脳裏に瑛梨奈が思い浮かぶ。



「瑛梨奈なら…信じないだろ」


「そんなんわかるかよ。お前、連絡してないんだろ?小宮麗華がいるからって考えんのが普通だろうが」


「…そういうもんか」



近くにいてなんでも話せてた大学時代とは全然違って。
近くにいないと何を信じていいのかわからなくなる。
俺のことがわかっている瑛梨奈ならと思うのは俺の勝手な思いなのだろうか。



「お前、女心わかってるようで全然だよな」


「うるせーな。あ、タクシー来たぞ」



タクシーが到着したみたいで寮長が下から俺らの名前を呼んでいる。



「取り返しつかなくなる前にちゃんとしろよー」



恋愛上級者かお前は。
でも、俺は本当に人を好きになったことなんて二回しかないし。
そのうち1人はすぐ諦めてるし。
そんで、瑛梨奈のことは大学1年から今までずっとずっと好きなままだし。