「瑛梨奈はあまり野球知らないんだっけ?」
「うーん。そうだねぇ…」
まだ有紗には言えてない。
野球部のマネージャーをやってたこと。
ワカと同じ大学だし、それが知られてしまうとワカと知り合いなことに気づかれてしまうのがなんだか怖い。
有紗のことを信じていないわけではないけど、なんとなくだけど。
友達だということもなかなか言いにくくて本当に遠くなってしまったと感じる。
「若松くんカッコイイから応援しようよ!」
何もしない有紗が明るく言い放つ。
「うん…考えておく」
応援なんてずっとしてる。
大学1年の頃からずっとしてる。
ワカがプロ野球選手になることを願ってた。
なのにプロ野球選手になってしまったって思うのはなぜだろう。
うれしいはずなのに全然ワカと連絡を取れてないし、会えないしそれが少なくとも寂しいと感じてる。
「さ、仕事」
寂しさを紛らわすようにデスクに座る。
「うーん。そうだねぇ…」
まだ有紗には言えてない。
野球部のマネージャーをやってたこと。
ワカと同じ大学だし、それが知られてしまうとワカと知り合いなことに気づかれてしまうのがなんだか怖い。
有紗のことを信じていないわけではないけど、なんとなくだけど。
友達だということもなかなか言いにくくて本当に遠くなってしまったと感じる。
「若松くんカッコイイから応援しようよ!」
何もしない有紗が明るく言い放つ。
「うん…考えておく」
応援なんてずっとしてる。
大学1年の頃からずっとしてる。
ワカがプロ野球選手になることを願ってた。
なのにプロ野球選手になってしまったって思うのはなぜだろう。
うれしいはずなのに全然ワカと連絡を取れてないし、会えないしそれが少なくとも寂しいと感じてる。
「さ、仕事」
寂しさを紛らわすようにデスクに座る。



