「あたし結構好きなんだ!」
「へー。そうなんだ」
興味のない振り。
でも、本当はすっごく興味がある。
「興味なさそー」
「いや、ごめんね」
「興味ないくせに明日行くのかよー」
有紗があたしの頭を持っていた雑誌でポンっと叩く。
「友達に誘われたの!」
「へー。あのさ!今年の新人のお披露目あるじゃん?」
「あー、あるみたいだね」
本当はそれを見に行くのだけど。
「若松くんっていう人超タイプなの!」
「…え?」
ワカの名前が出るとは思ってなくて心臓がドキリと音をたてる。
「大卒だから同い年なんだよ!」
「そうなんだ」
ワカって本当に格好いいんだね。
あたしの見間違いじゃないんだ。
ただなんとなく、ずっと一緒にいたからか知らないとこでそう言われているのを聞くとやっぱり寂しく感じる。
「絶対カッコイイからさ!瑛梨奈も見なよ」
「…わかった」
この子はあたしの大学を知ってるはずなのになにもわからないのだろうか。
「へー。そうなんだ」
興味のない振り。
でも、本当はすっごく興味がある。
「興味なさそー」
「いや、ごめんね」
「興味ないくせに明日行くのかよー」
有紗があたしの頭を持っていた雑誌でポンっと叩く。
「友達に誘われたの!」
「へー。あのさ!今年の新人のお披露目あるじゃん?」
「あー、あるみたいだね」
本当はそれを見に行くのだけど。
「若松くんっていう人超タイプなの!」
「…え?」
ワカの名前が出るとは思ってなくて心臓がドキリと音をたてる。
「大卒だから同い年なんだよ!」
「そうなんだ」
ワカって本当に格好いいんだね。
あたしの見間違いじゃないんだ。
ただなんとなく、ずっと一緒にいたからか知らないとこでそう言われているのを聞くとやっぱり寂しく感じる。
「絶対カッコイイからさ!瑛梨奈も見なよ」
「…わかった」
この子はあたしの大学を知ってるはずなのになにもわからないのだろうか。