「まぁ、それならそれで俺にはラッキーだけど」
「え?」
「俺はたとえプロになったって瑛梨奈のこと好きなままでいる自信あるから」
真っ直ぐにこっちをみて話すワカに目が離せなくなる。
「…ワカ」
「もう俺が初めて瑛梨奈に告ってから3年経ったよ」
「そうだね…」
忘れもしない、一年生の春季リーグ後。
それから1度ワカと付き合ったのが2年生の秋前。
別れたのが2年生のクリスマス。
それから塁くんと付き合って、それでもあたしのことを想い続けてくれてる。
「手放した代償はおっきいわ」
ワカが自分の手を見つめる。
「ワカ…」
「この手を取ってくれたのは瑛梨奈なのに、俺は自分から手放してんだよな」
はぁっとうなだれる。
「でも、それはあたしを思ってのことでしょ?」
「まぁ、な。何度も何度も告白されていい加減気持ち悪いよな」
「そんなことっ!」
気持ち悪いなんて思ったことがない。
ワカの気持ちはいつだって真っ直ぐで、ありがたいぐらいだ。
「え?」
「俺はたとえプロになったって瑛梨奈のこと好きなままでいる自信あるから」
真っ直ぐにこっちをみて話すワカに目が離せなくなる。
「…ワカ」
「もう俺が初めて瑛梨奈に告ってから3年経ったよ」
「そうだね…」
忘れもしない、一年生の春季リーグ後。
それから1度ワカと付き合ったのが2年生の秋前。
別れたのが2年生のクリスマス。
それから塁くんと付き合って、それでもあたしのことを想い続けてくれてる。
「手放した代償はおっきいわ」
ワカが自分の手を見つめる。
「ワカ…」
「この手を取ってくれたのは瑛梨奈なのに、俺は自分から手放してんだよな」
はぁっとうなだれる。
「でも、それはあたしを思ってのことでしょ?」
「まぁ、な。何度も何度も告白されていい加減気持ち悪いよな」
「そんなことっ!」
気持ち悪いなんて思ったことがない。
ワカの気持ちはいつだって真っ直ぐで、ありがたいぐらいだ。



