「そりゃね。瑛梨奈ちゃんとこうしていられるのに俺だって普通じゃいられないよ」
耳元で囁かれる言葉に塁くんの息がかかる耳が熱くなっていくのがわかる。
「瑛梨奈ちゃん、好きだよ」
自分のほうにあたしをむかせる。
「…塁くん、好き」
「瑛梨奈ちゃんの好きって破壊力抜群」
照れたようにわらう。
塁くんのその顔だって充分破壊力抜群だよ。
「る、いくん…」
「俺さ、キスしてからもまださ、壊れてしまいそうで怖くて。でも、今日は手に入れたいんだ」
〝手に入れたい〟
その言葉が意味するものはさすがにあたしもわかる。
わかるからどんどん体に熱を帯びていく気がする。
「大丈夫?」
「…うん」
覚悟がないとはじめから塁くんと一緒になんかこない。
その覚悟があるから、外泊許可だってとったんだ。
「あっち行こう?」
塁くんが指さしたドアの先にはきっと寝室なのだろう。
耳元で囁かれる言葉に塁くんの息がかかる耳が熱くなっていくのがわかる。
「瑛梨奈ちゃん、好きだよ」
自分のほうにあたしをむかせる。
「…塁くん、好き」
「瑛梨奈ちゃんの好きって破壊力抜群」
照れたようにわらう。
塁くんのその顔だって充分破壊力抜群だよ。
「る、いくん…」
「俺さ、キスしてからもまださ、壊れてしまいそうで怖くて。でも、今日は手に入れたいんだ」
〝手に入れたい〟
その言葉が意味するものはさすがにあたしもわかる。
わかるからどんどん体に熱を帯びていく気がする。
「大丈夫?」
「…うん」
覚悟がないとはじめから塁くんと一緒になんかこない。
その覚悟があるから、外泊許可だってとったんだ。
「あっち行こう?」
塁くんが指さしたドアの先にはきっと寝室なのだろう。



