「高校はふたつ寮があってさ。レギュラー組はこなんだよね。高校のグラウンドめっちゃ遠いの。鬼だよ」
〝鬼だよ〟
なんていう割にはどこか楽しそうな顔をしている塁くんに思わず笑う。
「あ、笑った!」
「ふふ。鬼なんて言いながら楽しそうだから」
「まぁ、楽しかったよ」
塁くんが空を見上げるからあたしも空を見上げた。
「この空って南の果てまで繋がってるのかな」
なんて塁くんが急に言い出すからまじまじと塁くんを見てしまう。
「あ、ごめん」
恥ずかしそうにあたしから目をそらす。
「あ、いや。なんかびっくりした」
「うん。普段の俺はこんなこと言わないよね」
どこか寂しげな塁くん。
「どうしたの?」
「ただね、南のほうに会いたいなぁって人がいてさ」
「九州とか?」
「そうだねー」
何かを抱えてそうな塁くんに目が離せなくなる。
〝鬼だよ〟
なんていう割にはどこか楽しそうな顔をしている塁くんに思わず笑う。
「あ、笑った!」
「ふふ。鬼なんて言いながら楽しそうだから」
「まぁ、楽しかったよ」
塁くんが空を見上げるからあたしも空を見上げた。
「この空って南の果てまで繋がってるのかな」
なんて塁くんが急に言い出すからまじまじと塁くんを見てしまう。
「あ、ごめん」
恥ずかしそうにあたしから目をそらす。
「あ、いや。なんかびっくりした」
「うん。普段の俺はこんなこと言わないよね」
どこか寂しげな塁くん。
「どうしたの?」
「ただね、南のほうに会いたいなぁって人がいてさ」
「九州とか?」
「そうだねー」
何かを抱えてそうな塁くんに目が離せなくなる。



