「わかってる。お前、どっちも好きなんだよな?」
あたしはワカの言葉にこくんと頷く。
「どっちかに決めるなんてことできない…」
「それでいいんだ。1度付き合った塁さんと別れるなんてお前はできないはずだ」
あたしよりもあたしのことがわかっているようで。
ワカは本当にあたし通だなって思う。
「そう、だね」
「なぁ、これ俺があげたやつではないね」
あたしの首にしてるネックレスに触れる。
「これは塁くんの」
「だよな」
「足、見てよ」
あたしはミュールを履いている足元を指さす。
「ん?」
ワカがあたしの言葉に視線を足元に移す。
「…これ」
しゃがんであたしの足元についているものに触れる。
「ここに付けたんだ。短めのチェーンにかえて」
「嬉し」
立ち上がったワカはすごく笑顔だった。
「こうして、俺を思ってくれてることがわかっただけで十分だから」
そっとあたしを抱きしめる。
あたしはワカの言葉にこくんと頷く。
「どっちかに決めるなんてことできない…」
「それでいいんだ。1度付き合った塁さんと別れるなんてお前はできないはずだ」
あたしよりもあたしのことがわかっているようで。
ワカは本当にあたし通だなって思う。
「そう、だね」
「なぁ、これ俺があげたやつではないね」
あたしの首にしてるネックレスに触れる。
「これは塁くんの」
「だよな」
「足、見てよ」
あたしはミュールを履いている足元を指さす。
「ん?」
ワカがあたしの言葉に視線を足元に移す。
「…これ」
しゃがんであたしの足元についているものに触れる。
「ここに付けたんだ。短めのチェーンにかえて」
「嬉し」
立ち上がったワカはすごく笑顔だった。
「こうして、俺を思ってくれてることがわかっただけで十分だから」
そっとあたしを抱きしめる。



