空と君とダイヤモンドと

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「ただいまー!」



良基がバイトが終わって部屋に帰ってくる。



「「お疲れー」」



ワカとあたしの声がハモる。



「なんだお前ら気持ち悪い」


「気持ち悪いってなんだよ!」


「ワカよくなったんだな」



ワカのことが心配だったのだろう。
ホッとしたような笑みを浮かべてる。



「じゃあ良基来たし、あたしは帰るかな?」


「俺、送るよ」



ワカが立ち上がる。



「病み上がりの人はここにいてくださーい」


「いいんだよ!もう大丈夫だし」



ぷうっと頬を膨らませる。



「送らせてやってよ」



良基がワカの背中をポンッと叩く。



「なんかお前がたまに大人っぽいのムカつく」


「ははっなんだそれ」



ワカの言う通り、良基はたまにすごく大人っぽくなる。
普段はお調子者な感じだからこそそのギャップがすごい。