空と君とダイヤモンドと

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「あれ?唯ちゃん?」



練習終わりの夜。
コンビニに飲み物を買いに行くと唯ちゃんが丁度出てきた。



「げっ」



あからさまに嫌そうな顔をされるとさすがに傷つく。

あたしは唯ちゃんに対して嫌という気持ちはあまりない。



「唯ちゃん最近来てないよね?」



学校に行くとかで来なかった日から1度も唯ちゃんは練習に顔を出さなかった。

それまで毎日きてたんだからさすがに気になる。


ワカとは星那の店で喧嘩になってから普通に話してはくれるがどこか遠い感じがするし。

唯ちゃんのことも『わかんない』って言われたし。



「もう来るなって言われたんです…」



唯ちゃんがすっごく辛そうな顔になる。



「え?学校に行くんじゃなかったの?」


「いや、学校にはいったんです。その日の夜に電話がかかってきて…」



唯ちゃんは今にも泣きそうになっている。