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週明けの月曜日。午前中の講義を終えて、また俺はいつもの場所へと行った。
提出するレポートと数冊の本を持って、また太陽とご対面。ベンチに寝転がりながらパラパラと本をめくっていると……。
「縁っ」
「わあっ!」
気配もなくいきなり心春が現れたから、思わず〝らしくない〟声を出してしまった。
心春はベンチのわずかな隙間に座って、そのお尻で俺の体をどんどん押していく。
「狭いからあっちに座れ」
「うん。でもさ、聞いてほしいことがあってね」
また悩み事だろうか。その眉を下げてる顔は大体悪い話だって決まっている。
「なに?」
「実は……連絡先交換しちゃった」
心春の顔がパアッと明るくなって、その興奮を俺に伝えようと必死だ。悪い話だと思ってたのに予想が外れやがった。
「へえ、良かったじゃん」
そんな心春とは真逆に俺は冷たく返す。
「……詳しく聞いてくれないの?」
「は?なんで詳しく聞かなきゃいけねーの?」
「だって……」
なぜかイラついてる俺。レポートが面倒だからとか、ちょっと嫌いなヤツに絡まれたとか、振り返ればイラつく原因はいくつかあった。だけど……。
「大学で初めて連絡交換できたんだよ?同じ学科で名前は百合子ちゃん。今度一緒にお昼を食べる約束までしたのに……」
「は?百合子?」
「え?知り合いなの?」
「いや、全然」
てっきり男だと勘違いしてた。



