「それは……ヒミツっ!」
ニコリと笑って誤魔化す。
上手く誤魔化せてるか分からないけど。
「ふーん……」
上手くできた、かな?
那智があたしだと言うことは、別れの日まで絶対にバレてはいけない。
それ以降もだけどね。
「あっ、今度のデートのことなんだけど……」
あたしがそこまで言うと蛯原くんは、あぁ、と言う。
「どこにするか決めた?」
「うん!この前新しくできた遊園地があるんだけど……そこでいいかな?」
蛯原くんはあそこか、とつぶやく。
「どうかしたの?」
「あの遊園地、樹里姉ん家の知り合いが経営してるらしいんだよ」

