「あ、蛯原くんの飲み物、自販機で買おうよ」 先生はあたしの分しか飲み物を準備していなかったらしく、蛯原くんには飲み物の代金をくれたのだ。 蛯原くんはいらないって言ったんだけど。 先生が少しでも手伝ったんなら、って。 「どれにする?」 「んー、何でもいい」 あたしたちは、自販機のあるところへ向かう。 「じゃあ、あたしが選んでもいいっ?」 「いいけど……あ、コーヒーはやめろよ」 え? 「コーヒー?なんで?」 「飲めない。俺苦いの無理」 苦いの無理……なんだ。