あの日、私が求めていた光…

ずっと、ずっと、想い続けて居たんだよ。

貴方の事を……


皆は恋愛とかで傷付く事ってあるよね???
それは「声」を持って居るから。

皆声で伝えて、笑い合って、幸せそうにしているの。
私はその反対で声が「無い」から悲しみも知らない、話した事も無い。

暗い、暗い闇に墜ちていくのー………

「渚!!!!!」

誰かが私の名前を呼ぶ。…そうだ、私は功刀渚。
でも、私は友達何て居なかったし、学校にも行った事が無い。
まるで赤ちゃんの様だった。
なのに、どうして名前を知っているの??
…貴方は誰????

フッと声が聞こえなくなれば、私はバッと病院のベッドから勢いよく起き上がって…

「夢、か…」

そうだ、私には誰も頼りに出来ないんだ…。
ふと窓の下をみて見ると一人の男の子が、私の病室に手をブンブンと振っていた。
きっと、コレが始まりだった気がする。