ぬくもりをキミに




高校生になって、私は本当に誰とも関わらずにいた。


話しかけてくれる人はいたけど、冷たくあしらって誰も近づけないようにした。


どうせあとあと「うざい」なんて言って、また暇つぶしの道具にされちゃあ面倒だからね。


それに、どうせ私を捨てるなら、はじめから近づかないでほしいって思ったんだよ。


悩むのが面倒。


何かについて考えるのが面倒。


好かれようとするのも、友達を作ろうとするのも、全部面倒。


ひとりの方が楽。


何も考えなくていいから。


だから、私には友達なんて必要ない。


そうやって過ごしてたんだ。


ひとりでいることも、ひとりで何かをすることにも慣れた。


でも、ひとりで食べるお弁当は、美味しくなかった。


みんなの楽しそうな声を聞きながら食べるお弁当はなんだか味気なかった。


せっかく、高校生になってまたお弁当を作ってもらいはじめたのに。


また無駄にしちゃいけないって思って


私は無理やり喉に通してたの。












……まぁ、そんなことがあって大地の気持ち、わかるなって。


っていうか、なんか話しすぎた。


あは、ごめんね。」