噂を信じ込む人も信じ込む人。
勝手に作られた噂だって知らずに、次から次へと私の噂をまわしていく。
「そんな人だったんだ〜」
とかみんな言うけど、話したこともないのにどうして私が「そんな人」だとわかるのって思った。
噂を信じ込んだ人たちは、私をいじめるようになった。
私をいじめる人たちは、増えてくばかり。
私の周りには、敵しかいなかった。
味方なんて存在しなくて、ずっと独り。
どうしてみんな、そんなにすんなり噂を信じちゃうの。
どうしてみんな、私をいじめるの。
どうしてみんな、私を助けてくれないの。
って、ずっと心の中で叫んでた。
見て見ぬふりをする人もいたけど、私はその人たちのことを、“卑怯者”って思ってた。
自分も同じ目にあいたくないから、よけいなことはしない。
でも、自分も同じようにいじめて、何かと損をしたくないからいじめることもしない。
知っているのに、知らないフリをする。
見て見ぬふりしてるだけでも、じゅうぶんないじめなのに。
私はたくさんの黒いものを見て、感じて、人と関わることがめんどうになった。
「人は面倒」
「関わるとろくなことなんてない」
「ひとりでいた方が面倒なことに巻き込まれなくてすむ」
「ひとりの方が楽」
「もう誰とも話さない」
「誰とも関わらない」
そう、思ったんだ。


