ぬくもりをキミに




「……私ね、中学校に入学した時、すぐに友達ができたの。


日が経つにつれ、たくさん友達ができた。


グループもできて、毎日みんなと一緒だった。


なのに、ある日みんなが私を避けるようになって、私は一人になった。


クラスの人たちも、誰も話してくれなくなって……


今まで友達だと思ってた人たちは、手のひらを返したように私をいじめるようになった。


朝登校すると私の机には「死ね」とか、「学校来るな」とかのラクガキだらけ。


上履き捨てられてたり、水ぶっかけられたり、聞こえるように悪口言われたり……。


どんどん私の居場所はなくなっていった。


お弁当だって教室でゆっくり食べることもできなかった。


食べる気なんて失せるし、ひとりの場所を探して食べても、全然美味しく感ることができなくて。


お弁当を作ってくれていたお母さんに、「これからはパンを買うから」って言った。


本当は何も買ってなくて、いつもお昼は抜いていた。


食欲なんてない、食べても美味しくなんてない。


喉に通すのがやっとなくらいだったんだ。









……ある日、私は「どうしてこんなことするの?」って聞いてみたけど


答えはただ「うざいから」。


意味わかんない。


理由になんかなってない。


でも、そんなこと思っても無駄。


私はその人たちの暇つぶしみたいな感じの遊び道具として認められてしまったんだよね、きっと。


クラス替えなんてしても意味なくて、私をいじめてた人たちは勝手に作った私の噂をみんなに吹き込んで、私を孤立させた。


そのおかげで二年生、三年生も友達なんてできなかった。


悔しかったし、悲しかった。


だけど、もう諦めた。


足掻いてもしかたない、私一人には、どうすることもできないんだって学習した。