彼女に俺の秘密を暴露する時、今度こそもう話してもらえないのではないかと思った。
嫌だと思った。
なぜか彼女にだけは、去ってほしくないと思った。
やっと見つけたと思ったから。
やっと、俺を受け入れてくれる人を見つけたと思ったんだ。
だから、彼女に話すのがとても怖かった。
でも彼女は、すんなり受け入れてくれた。
安心や嬉しさが溢れてきた。
こんなふうに言ってくれる人がいるなんて、思ってなかったんだ。
そして俺は、彼女を信じたいと思えた。
信じてみたい。
この人を…………信じてみたい。
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