ぬくもりをキミに




それは、私の席に飛び散っている、ガラスの破片。




「……え、なにごと。」




私は何があったのか全然理解できなかった。




先生が何人かいて、ガラスの破片を拾ったり、ほうきではいたりして処理していた。




クラスの人たちも驚いた様子で、ガラスが飛び散っているところには近づかず、一箇所に集まっていた。




私の席は窓側の一番端で、一番後ろ。




窓を見ると、




















割れている。









な、なんで……?




そう思って下をよく見てみると、野球ボールが落ちていた。