ふとしろがねくんを見ると、しろがねくんの腕に糸のようなものがついていた。




「しろがねくん、なんかついてる……」




私はしろがねくんの腕についている糸くずを取ろうとした。




すると



















「触んな!!」









そう、しろがねくんは叫んだ。




「え、ご……ごめん」




私はしろがねくんのいきなりの大声にびっくりして、すぐに手を引いた。




しろがねくんは、その時初めて、私の目を見たんだ。