寝床を決め、木に登ろうとした。





その時後ろに気配を感じ、すぐさま後ろを振り返った。





侍「よう、小僧。さっきぶり。」





気配の正体は、昼間の酔っ払いの侍だった。





昼間の恨みかなんかだろう。15人ほど仲間を引き連れて来た。





ニヤニヤしながら来るもんだから沙羅は〝気持ち悪い”と思っていた。





沙「…なに?昼間の逆恨み?小僧1人相手に対して16人。勝つ自信ないの?」





侍「なんだと!?まぁ、おもえは1人、こっちは16人だ。そんなに余裕ぶって大丈夫なのかな?ニヤリ」





…気持ちわる。ゾワ





侍達「まぁ、俺達長州に勝てるわけないだろ!あははははっ」





!?





沙「長州…だと?…殺す。」





侍「!?や、やれー!!」





沙羅は次々と侍達を殺していった。





長州は沙羅にとってみんな敵。





だから、長州と聞いた瞬間目の色を変え、みんな倒していった。





沙「…………!?」




グサッグサッ





侍「ギャー!」





沙「1人残っていたとは…。油断していた……。」





ドサッ





なんと、全員倒したと思っていた侍のうちの1人が残っていたのだ。





沙羅は、刺された瞬時に相手を一撃で倒したから相手は死んだ。





だが、沙羅はそのあと倒れた。





??「おい、総司!人が倒れているぞ!!」





??「行ってみよう!」





??「なんだこれ!?」






駆けつけてきたこの人たち、新撰組の1番隊と8番隊の組長だった。





この2人が見た光景はとても悲惨だった。





なんと、長州のやつらが死んでいたのだ。





1人ならまだしも、16人も死んでいたのだ。