「ブラック、君はいい加減お茶くみも出来ないのか?」

 一方ここはカミレン基地。

 ブルーの穴を埋めるべく、急遽カミレンホワイトが補充された。

 当然、白井誠・・・その人である。

「すいません・・・。」

 仮にも市長の傍らの仕事。

 カミレンジャーは事実上、市長補佐という役割も担うようになっていた。

「お茶なら、私が淹れますよ。」

 不機嫌そうなブラックに代わり、実くんが立候補するが・・・。

「私はブラックが淹れたお茶が飲みたいのだよ。」

 それは、完全なセクハラです。市長。

「な~んか・・・つまらない職場になったわね・・・。」

 そんな光景を眺めながら、ピンクがそんな言葉を口にする。

「まあな・・・。だいたい、赤、白、黒、黄、桃では、今ひとつ色のバランスが悪い。」

 レッド・・・そこだけなのか?

 お前が思うことは・・・。

「大変よみんな!ワイルダーが現れたわ!」

 そんな中、隊長だけは予算がしっかり保てて嬉しそうだったが、やっぱり彼女は彼女なりに、寂しがっているのは見て取れていた・・・。