コンコン。

ほ、ほぇ!?

ドアをノックする音がします。

ここはドコですか~?

「大丈夫~?」

あ、ありさちゃんだ。

あーそっか。
私、気分悪くなってトイレにこもってたのか。

なんか多分寝てた気がします。

「う、う~ん」

なんかだいぶいいような気がします。

うへっ!

やっぱり立ち上がると気持ち悪さがぶり返します……。


うっ!!

お食事中の方。
す、すみません……。


でも、少しだけラクになりました。
とりあえずここから出ます……。

うぇっ。

「大丈夫?」

はぅぅ。

トイレの前にありさちゃんがいてくれて、私の背中をさすってくれます。

ありさちゃん、ホントにお姉さんみたいです。

「顔色も悪いし。ホント大丈夫?」

「うん、だいぶいいよ。吐いたからかな」

「そう?みんなのとこ、戻れる?」

「うん、大丈夫」


ありさちゃんに支えられながら、トイレを後にしました。

はぁぁぁぁ。