「おー聞いたんだ?」
「あ、うん。聞いた」
嘘をつく。
「あいつら二年経つけど出会ったばっかみたいに仲いいんだぜ」
嬉しそうに目を細める。
「なんか嬉しそう」
「まぁなー。俺と由月と泰志さ大学一緒なんだけど。弟の智志に由月が一目惚れしてさ」
思い出すように話し始める。
でも、それはあたしを
闇に追い込む言葉でしかなくて。
「智志には彼女がいたんだけど、ずーっとアピールし続けたんだよ。すごくない?」
その彼女。
あたしだよ。
なんて言えるはずがない。
「…そうなんだ」
そう言うことしかできなくて。
「由月のアピールに折れて、智志が由月と付き合うってなったときは自分のことのように嬉しかった」
笑顔で言う星那のことを
もう真っ直ぐに見ることができなかった。
「あ、うん。聞いた」
嘘をつく。
「あいつら二年経つけど出会ったばっかみたいに仲いいんだぜ」
嬉しそうに目を細める。
「なんか嬉しそう」
「まぁなー。俺と由月と泰志さ大学一緒なんだけど。弟の智志に由月が一目惚れしてさ」
思い出すように話し始める。
でも、それはあたしを
闇に追い込む言葉でしかなくて。
「智志には彼女がいたんだけど、ずーっとアピールし続けたんだよ。すごくない?」
その彼女。
あたしだよ。
なんて言えるはずがない。
「…そうなんだ」
そう言うことしかできなくて。
「由月のアピールに折れて、智志が由月と付き合うってなったときは自分のことのように嬉しかった」
笑顔で言う星那のことを
もう真っ直ぐに見ることができなかった。



