「愛來、俺と結婚してください」



俺の言葉にぽかーんとした様子で俺を見上げる愛來。



「…星那」



愛しい声で俺の名前を言うもんだから
ぎゅって抱きしめる。



「初めて会ったときから、結婚するつもりだった」



俺の言葉にさらに俺の胸に顔をうずめてくる。



「ありがとう。星那」


「返事は?」



愛來の顔を覗き込む




「お願いします」


「俺のこと?」


「好き、です」



愛來のかわいらしい顔を見ていると
イジワルしたくなってくる。



「好き?」



愛來の顎をクイっと持ち上げる。



予想通り顔が真っ赤になるんだ。



「星那が大好きです」



赤い顔で俺のことを好きだって言ってくれる。


愛しすぎてヤバイ。



「ん。よくできました」



俺は愛しい愛來の頭を撫でる。



愛來。
好きだよ。

愛してやまない。
であったときからずっと。