「好き、です。あたしも」



愛來の言葉に彼女の顔を見る。



「本気?」



俺の言葉に愛來の頭が縦に動く。


その瞬間俺の中に愛來に対する愛しさでいっぱいになった。



「ありがと。愛來」


「こちらこそ」



愛來がニコッて微笑む。



「俺さ、仕事で忙しくて構ってやれねぇときあるんだけど大丈夫?」



今までの彼女のように簡単に終わらせたくなくて。先に言っておく。



「星那の仕事頑張ってる姿好きだから」


「そっか」



いままでそんなこと言われたことなくて戸惑う。



「これから仕事の合間だけでもいいからあたしのこと思い出してね」



俺の手を握る。



なんだこれ狙ってんのか。