「飛行機大丈夫なの?」


「うん。23時発なんだ。高速乗ればすぐだ」


「遅いヤツなんっ…んっ」



あたしの言葉を遮って星那の唇が押し付けられる。



「はやく帰ってきたい。愛來に会ったらその思い強くなった」



そのまんまあたしをきつく抱きしめて首元に顔を埋める。



━━━ビリッ


静電気が走ったような感覚。



「ちょ、星那」


「誰にみられてもわかるように」


「もうっ」



独占欲があったってそれでいい。
それほどにあたしを愛してるってことでしょう。
あたしは星那が大好きだから。
あえてその独占欲に埋もれてみるよ。


それほどまでにキミにぞっこん。


「大好きだよ」