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「愛來、そっちも終わったの?」



外に出てみんなを待っていると星那が出てくる。



「うん」


「もう帰る?」


「みんなきたら帰る」


「いま、行けない?」


「え?」



あたしの言葉を聞かず手を握って歩き出す。



「星那?」


「俺、これから空港だから。車で行くから送ってく」



店の横にある駐車場に入る。



そこに停まってる見慣れた車。



「乗って」



助手席のドアを開けてくれる。



「あ。うん」



あたしが乗ったことを確認してドアをしめる。