「でも、気になる…」


「大丈夫。雷人が俺らのこともう伝えてあるし」



愛來の頭を撫でる。



「伝えるってことは、莱久さんが星那のことすきってことだよね?」



撫でていた手を掴まれる。



「ま、まぁ、そうなるかな」


「目、泳いでるよ!」



俺の両肩を掴む。



「大丈夫だって、信じてよ」



愛來の唇に自分の唇を押し付ける。



「俺は、愛來が大事だから。愛來を失わないためならなんだってする」


「…星那」


「だから信じて?俺の気持ち」



俺の心臓あたりに愛來の手を持ってくる。



「…ここで愛來のこと思ってるから」


「…うん」



お互いの視線がぶつかり
唇が重なる。



「好きだよ」



好きだからこそ
嫉妬に駆られる日もある。


でも、それでいい。
それほどにキミにぞっこん。