堕ちる花の一片を(オチルハナノヒトヒラヲ)



私が一人で眠るようになった小学生のころ、私が寂しいと思わないように買ってもらったぬいぐるみだ。

だから、このくまを抱きしめれば寂しくないと思える。

お母さんの優しさだと感じたことさえ、私の勘違いだったとしてもそれでいい。


だって、それに縋るしかないから。


信じるしかないから。


信じて、いたいから。



お母さんが一瞬でも私のことを思っていたって。