堕ちる花の一片を(オチルハナノヒトヒラヲ)



街もだけれど、繁華街にはいろんな人がいる。


泣いてる人、上機嫌にスキップする人、しかめっ面で早足に歩く人、酔って寝てしまった人。


そんなたくさんの人で溢れた道を歩けば、自分もその1人に見えるのかなぁなんて思う。

ただ1人でいるより、そんな大勢の中の1人でいる方がマシな気がするし。


こんなラフなカッコでゆるゆると歩いていても、案外みんな周りなんて見ていないから、気にもされない。


そろそろ帰ろうと表の道に出るための路地へ入ったとき。



男の人と目があった。